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◆ハンドメイドミーティング公式ブログ◆

毎度おなじみ価格の話

定期掲載とも言える価格の話です笑

 

正直な話、何度も似たような話をしているので僕としては言い飽きた気持ちもありますが、復習も兼ねて書いていこうと思います。

 

ハンドメイド商品のよく使われる根付の計算として

「原価✕3~4」

ってのがありますよね。

ちなみに僕の場合の計算は

「原価÷0.○○」

なんですが、これはどっちでも問題無いと思います。

 

で、とにかく作家さんが甘く見積もり過ぎなのが「原価」

材料費はもちろん、梱包、発送、消耗品、諸々、一番温い見積もりをしているのが制作費です。

 

あと忘れがちですが、使ってる機器などの事もある程度考えないといけません。

特に布作家さんのミシンは壊れたりすると高値なので注意が必要です。

 

つまり目に見えないけど確実にかかっている経費もありますよ?って話です。

 

ここまではおさらい。

 

ここからは少し補足です。

仮に原価✕4としていた場合、自分がある程度の作家として活動していても販売価格が変わりませんよね。

 

ブランディングをしたい場合、需要が増えれば価格は上げないといけないのは言うまでもありません。

ここで「調子に乗ってる」と思われたくないとか言ってたら、いつまでに経っても稼げないハンドメイド作家止まりです。

 

ある程度自分の商品に需要が見込める状態が見えてきていたら、しっかりと

「原価✕4+ブランド価格」

にしていく努力をしていきましょう。

 

お手軽に作れてしまう

ハンドメイドは最初は結構お手軽簡単に始められる物であると思うんです。

最たる例がアクセサリーで、百均で資材工具を買ってきて家でちょっとやれば出来上がりますよね。

 

そこから販売って流れになった時、やはり作り手ばかり増えている現状なので「これくらいなら自分でも作れる」って人が結構数居ると思います。

 

 

で、そうなった時に誰もが考えるのが「あまり見ないデザインやパーツを探す」ってやり方になると思うんですが、前置きの通り誰もが考えるので「個性」となるには弱いですよね。

 

つまり「これは簡単には作れないもの」や「やっている人が少ないもの」が無いと目立ちにくいって事です。

 

変な話、「簡単に作れるけど誰もやってないもの」とかは実はそれだけで個性になり得ます。

ただこれは簡単に出来ちゃうのでみんなが同じ事をやり始めてしまうデメリットもあります。

 

 

まとめると、自分の個性にするならこの辺考えた方が良くない?ってのが

○簡単に作れないもの

○作るのが面倒(ハードルが高い)ので作家人口が少ないもの

○オリジナルのデザイン

この3点は押さえたほうが良さそうです。

 

ちなみに、これはそうじゃなきゃいけないってものでは無いです。

この方が「個性」は出るよね?って話です。

 

商品を売るのか作家として売れたいのかって目的でやり方はきっと違うので、よーく考えて見てくださいね。

 

 

 

 

見分けがつかない

作家さんはほとんどの人がECサイトを見ているんじゃないかと思います(多分ですが)。

これは僕が結構色んな場所で言っていることなんですが

「どっからどこまでが同じ作家さん?」

「どこで作家さんが変わったのか分からない」

です。

 

この理由はもう明確にあって「こうするべき」的なやり方を参考に写真を撮って説明文を書いている。って事ですよね。

 

写真に絞って話をすると「自然光の明るいところで背景を作って撮影しましょう!」をみんながしている感じがします。

 

更にちょっと専門的に言うと「白飛ばし」を多用してる方が多いので、なんだかなぁって気持ちにもなります。

 

作品には個性が大事だと思っているにも関わらず、紹介に個性が無い気がしませんか?

 

もはや「こうすれば売れる!」はオワコンだと考えた方が良いと僕は考えています。

 

商品そのものの世界観や個性、更にそれを創りだす見せ方をしっかりと考えて、自分の商品をどう見てもらいたいのか、世界観を伝えたいのかをもっとイメージした方が良いと思います。

 

 

好きなひとは好き

僕自身作家であるのですが、今進めている商品で2パターン考えていて「見栄え」をとるか「こだわり」をとるか、で悩んでたんです。

 

見栄えする方が需要は見込めるので、そっちで進めようとしていた訳なんですが、どうしてもこだわりたい所があって考えを改めました。

 

って言う直近の経験から今日のタイトルにした訳です。

 

で、何故こだわる方を選んだかって話ですが、自分の好きな方を作った時それを好きな人には間違いなく突き刺さると思ったわけです。

 

要するに、広く認知されるより極少な所をきっちり掴みに行く方が長い目で見た時間違いない。そういう考えです。

 

コンスタントに満遍なく売れる事を選ぶのか、好きな人にきっちり当てに行くのか、どちらにするかは作家さん次第ですけどね笑

 

 

シンプル

ハンドメイド商品の中で特にアクセサリーにありがちなものがあります、これが何かと言うと

「何が売りだか分からない」

ハンドメイド作家さんは何故だか色んなものを組み合わせる傾向があって、まとまりが無い感じになったりしてます。

 

逆にシンプルにしてみた方が目立つ要素があるんじゃない?って思うんです。

 

ちなみにはっきり言うと、あれもこれも使った方が手っ取り早く簡単にデザインしやすいんじゃないかと思います。

 

実際はデザインにめちゃくちゃ悩んでる事は分かっていますが、あえてこう書いてます。

なぜなら、逆にシンプルにデザイン出来ますか?と言われてデザイン出来る作家さんは多いとは思いません。

 

確かに凝ったデザインに見えるのは色んなものを組み合わせて作ったものかもしれません。でもそれは総合的なデザインとして必要なものである事が最低条件です。

 

ちょっと地味だから足しとこうとか

これだと簡単過ぎるから足しとこうとか

そう言った理由のない足し算はデザインとは言わないです。

 

デザインには全て理由があるはずで、それが正しいか正しくないかはあとから答えがついてくると思います。

 

今一度ご自身の製作したものを見てみて下さい。

何となく付けているものはありませんか?

 

 

 

 

 

○○と言えば

回りくどいのもあれなんで、答えを書くと

「○○と言えばこの人!」

を狙おうってやつです。

 

つまり、皆さんが悩んでるやつです笑

 

ここで確認と言うか前提として

布物と言えば、アクセサリーと言えば、木工と言えば、では弱すぎるのでこれでは意味が無いのだけは理解しておいて下さい。

 

で、実際悩んでる作家さん多いですが、難しく考え過ぎている且つ結果を早急に求め過ぎていませんか?

 

イメージ作りは一朝一夕で結果が出るものじゃないので、色、素材、デザイン、制作方法、など何か1つ拘って作り続ければオッケーだったりします。

 

その拘る何かが決められなくて悩んでる!

って声が聞こえてきそうですが、そもそも手元で製作しているものを眺めて見て下さい。

 

色々作ってません?

色んなものを作りたい気持ちが先行してません?

つまり、拘りたい気持ちと裏腹に、拘れないんです。

特にハンドメイド作家は色々なものを作りたがる生き物なので笑

 

とりあえず「私と言えばこれ!」

と言うものを求めるとするなら、同じものを100点くらい作るところから始めてみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

什器やパッケージはお化粧

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

新年一発目ですが、早速本題に入りたいと思います。オフラインでの販売をする方は是非読んで頂けたら。

 

うちの店だけでなく、委託販売のお店でスペースにただ並べているだけ、イベントでも並べているだけ、アクセサリー等の台紙は百均で売っているものをそのまま使うだけ。

 

そんな方をたまに(?)見かけます。

つまり、商品以外は節約したいのかな?これで十分と思ってるんだろうな?ってやつです。

 

ちなみに、それでもハイセンスに仕上がっていれば問題は無いと思います。

ですが、そのほとんどは取ってつけた感が全開な気がするんですよね。

「ハンドメイドの手作り感」と言われる方もいらっしゃると思いますが、僕が感じるのは「手抜き」だったりします。

 

個人的な意見としては、商品以外に手をかけないってのは「ドすっぴんで街中に出歩く様なもん」って思ってます。

 

使う什器、パッケージ、並べ方、商品が映える方法をきっちりする事は、全力メイクだと言っても過言じゃないと思います。

 

誤解が無いように言うと、濃いメイクをしようって訳じゃなく、商品が映えるメイクをしようって話です。

芦田愛菜さんが美輪明宏さんみたいなメイクしたって魅力は出ませんよね、そういうことです。

 

僕自身は什器を作るのですが、ちゃんと什器を使いましょうと押し売りたいわけではありません。

ただ、作家として魅力的なものを製作したいのだとしたら、商品以外にもきっちり目を向けた方が良いですよね。