ハンドメイドは価値とはならない
このタイトルは批判的な意見が多そうですが、私は批判大好きなので喜んで書かせていただきます笑
屋号の中や売り文句に「ハンドメイド」と入れている作家さんは多いですよね、そりゃそうですハンドメイド品ですし。
では世の中のハンドメイドに対する印象はどうでしょうか?気軽に販売できるサイトも認知されて以前よりはずっと良いイメージがあるかもしれません。がしかし、ここまで拡大してくると「作りが雑、やっぱりハンドメイドだからか」と言う気軽さ故に作家さんが作る商品に悪かろうが出てきているのも事実です。
ここでふと思うところが出てきたら良いのですが、「やっぱりハンドメイドだからか」と言う言葉に違和感があまり無い印象がありませんか?つまり、ハンドメイドの現在の位置づけはそこなんです。
ハンドメイド品=安かろう悪かろう、趣味の延長、などと思われる方もまだまだたくさんいらっしゃいます。感覚的にはバザーなどのそれに近いイメージの方もいるかもしれません、と言うかいます。
ハンドメイド+安い=程度が知れてる
とすると非情に心苦しいですが、そういうイメージが実際ある以上、ハンドメイドと言う言葉には価値が見い出せないのが現状です。
ハンドメイドと言う言葉に価値を見い出せるのは「ハンドメイド作家」そして「ハンドメイドを知る人」のみなんです。
そこで、分かる人に伝われば良いとするのであればハンドメイドを売りにしていただければ良いと思いますが、ハンドメイドの世界だけで収まるつもりがないのであれば、ハンドメイドを売りにすることは避けた方が良いと思います。
そもそも「ハンドメイド品なので作りが甘いのはご了承ください」などが注意事項に記載してある時点でハンドメイドと言うものを1番舐めて見ているのはそう言った作家さん自身ですよね。
ハンドメイド=作家が一つ一つ丁寧に仕上げている。
となるまでまだまだ時間がかかります、そして作家さん自身が今あるイメージのまま活動を続ける限りいつまで経っても変わることはありません。
言葉として何を使うのか、それが「ハンドメイド」でも「ハンドクラフト」でも「手作り」でもなんでも構いません、ただ、作家さん自身の心持としては「ハンドメイド品だから」というものではなく、自身が作家として作り上げる一つの商品だという自覚がとても重要ではないかと考えます。