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◆ハンドメイドミーティング公式ブログ◆

価格は価値の指標

例えば高級ブランドバッグが3000円で売られていたとしたらどう思いますか?

「何か問題があるんじゃないか?」

「偽物じゃないか?」

なんて疑ってしまいます。

要するに安価である事で価値を疑うんです。

ハンドメイドで商品を製作した時、ほとんどの場合価格を積算して設定しますよね?

そんな時、控えめな価格にしてしまうことで、その商品は「安いからそれなりもの」と思われる事があるかもしれません。目の肥えたお客様やハンドメイドをよく知るお客様は商品を見て価値がわかるでしょう、しかしそうでは無いお客様は単純にデザイン、機能と価格を見て買う買わないを判断します。

デザインが気に入って価格にも納得すれば買うのはお客様の当然の行動ですが、そこでせっかく気に入って頂けたのに、あまりに低価格だと起こる弊害「大事にされない」それと「満足感が小さい」です。

理由は簡単です、みなさんが100円ショップで買ったものの中に思い入れがあって今でも大事に使っているものがどれだけありますか?安いと言うのはそういうことです。

 

 

ブランド品はとにかく良いものを高く売ることで、ブランド力を維持しています。安くするとそのブランド力は下がる上に、お客様に価値を伝えづらくなるからですよね。

ファッション雑貨やアクセサリー、その他雑貨を買う時にお客様は本当に必要だから買う場合と衝動的に気に入ってしまったから買うパターンがあります。そして「買う」と言う行動には快楽に近いものがあるようです。欲しいものが安く手に入った時、買い物は満足いくものに確かになるでしょう、しかしそれとは逆に少し背伸びをした買い物だったり本当に欲しくてお金を貯めて買ったりしたものの方が、思い入れも強く喜びもひとしおだと思います。

 

安価に出品して手に取りやすく広まりやすい価格設定を悪いとは言いませんが、価格にはその商品そのものの価値やお客様が満足する為、作家さん自身のブランディング、色んな意味を考えての値付けをされてみてはいかがでしょうか?