メリットを売る!
いや、実際に販売するのは商品ですよ?笑
では、メリットを売ると言うのはどう言う事か?シャンプーではありません、今回はそんなお話。
◆購買意欲をそそる◆
イベントや委託販売をする時に、ポップ等を出すと思います。自己紹介や作品紹介など、色んな場面で使われるごく一般的なものですが、ハンドメイドに関してのポップに多いのが「作品の特徴を並べただけ」なものです。こういう素材、資材、作り方、の紹介をポップに書いておく、確かに自分がこだわった部分を知ってもらいたい気持ちはよくわかります。それも大切とは思いますが、それは作家さんの主観でありお客様の購買意欲をそそるものであると言えるかというと必ずしもそうではありません。
◆お客様にとってどんなメリットがあるか◆
そんなに難しいことでは無いと思います。
例えば
・春の入学シーズンに
・ちょっとのお出かけに
・出産祝いに
・浴衣に合わせて
等々、シーンの提案やどんな使い方が出来るのかと言うお客様に「それいいな」と思っていただけるような仕掛けをする事が大切です。
作家さんがどんな想いで商品を作ったか伝えたいし、それによって商品が置いてあるストーリーが見えるのも良いかもしれません。ただ、どれだけ想い入れがある商品だとしても、お客様にとっては数ある商品の中の1つです。お客様目線で考えた時、製作の苦労が分かる事が購買意欲をそそるものかどうか考えてみて下さい。
欲しくなる情報は作家さんの意思でしょうか?お客様のメリットとなる情報でしょうか?おそらくお財布の紐が緩む要因となるのは後者の方が大きいと思います。
ハンドメイドで作る商品をどんなものにするかは作家さんの自由ですし、自分の作りたいものを楽しんで作る事ができるというのもハンドメイドの魅力の一つです。
しかし、売れない稼げないなどで悩むのだとしたら「作った商品でお客様が何かを得ることができる」という部分に目を向けてみてはいかがでしょうか?