売上は見なくていい!
と、タイトルに書くと気になってしまうんじゃないかな?と思っています笑
色んな場所で使われるやり方ですが、やり過ぎるとサムネ詐欺の如く言われるので程々が良いんだろうなぁ。
さて、本題
タイトルの通り「売上は見なくて良い」と言うと若干語弊があるかもしれません。正確には「売上よりも利益に注目すべき」です。
もっとも、利益を算出する為には売上額が必要なので全く見なくて良いわけではないですね。
ここで
「売上が上がれば利益も上がるよね?」
と言う疑問を持たれる事もあるかもしれません。がしかし、ごもっともに見えてそうでもないんです。
例えば
〇ひと月の売上が10000円
〇売れたものの原価が5000円
〇利益が5000円
簡単な計算ですが、次のようになればどうでしょうか?
⚫ひと月の売上が15000円
⚫売れたものの原価が10000円
⚫利益が5000円
当たり前の事を書いていますが、売上を伸ばす為に安価で販売し利益率を下げれば売上が上がっても利益は同じです。
要するに、頑張って製作しても利益が変わらない状況になります。
◆販売数も見ない◆
タイトルの売上を見ないと同じく、売れたものの数も見なくて良いです。販売活動をする上で1番気になるところは「利益」です。「たくさん売れたら稼げる」なんてのは大量生産で薄利多売する量販店に任せておきましょう。
ここで少し算数の問題
〇500円の商品が5個売れました、商品を1つ作るのに300円かかります、いくら利益がでたでしょう?
⚫500×5ー300×5=1000円
次に800円の商品が2個売れました、商品を1つ作るのに300円かかります、いくら利益がでたでしょう?
⚫800×2ー300×2=1000円
2つしか売れてなくても利益は同じですね。
ハンドメイド品を販売される方なら5点売るのと2点売るのではどちらが楽かは説明するまでもないかと思います。
安く売るためにたくさん作ってたくさん売ることを目指すのか、利益を考えた価格にして製作時間にゆとりを持ってクオリティを上げる時間を増やすのか、どちらを選ぶのも作家さんの自由です。
ただ、今一度ご自分の売上帳、仕入帳、経費帳、諸々のお金の流れを確認してみてはいかかでしょうか?