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◆ハンドメイドミーティング公式ブログ◆

実用雑貨の難しさ

実用雑貨って実はハンドメイドの世界ではありふれているようでそうでもないんです。

布製品を作られる作家さんは比較的実用的なのが多いようには感じますが、現状アクセサリー作家さんが多いので品数だけで言えば実用雑貨は少ないんじゃないでしょうか。

 

さて、この実用雑貨を作られる方には耳に痛い話にもなるかもしれませんが、色んなところで目にする「それいつ使うの」って商品の話。

例えばメモクリップで考えてみます。

実際100円ショップにもたくさんの種類があるメモクリップですが、実際いつどこで使ってますか?

ハンドメイド作家さんは比較的使うシーンは多いと思います。委託先やイベントでポップを立てるのに使ったりしますよね。ただ、日常生活においての使用頻度ってそんなにあるでしょうか、きっと無いですよね。

ですが、メモクリップを作られる方は結構いるんです、パーツ売ってて買っちゃったから使わないと、って事なのか、元々メモクリップを作ろうとして買ったのかは分かりませんが、使用頻度が少ない以上普通の使い方としてメモクリップを購入されることは無いと思います。もしそれでも作りたいのであれば、圧倒的な魅力を持ったメモクリップである必要があります。要するにメモクリップはオプション機能で、そのデザイン性やクオリティで惹きつけることができる商品でなければ大きな需要は見込めません。

他の実用雑貨も然りなんですが、単純にそのものの機能として使うだけの実用雑貨の場合正直なんでも良くなります。それこそ使えれば安い方が良いって話になります。

 

これからこの実用雑貨を作られる作家さん、今まで作られて来た作家さんはこの部分を頭の隅に少しでも置いて、本来の使い方とは別の、自分だからできる魅力の部分をどうするか?を考えてみてはいかかでしょうか?