イベントと委託販売の違い
委託販売の話をしている時「イベントだと売れるんです」と言う言葉をよく聞きます。
イベントで売れる=委託でも売れる
と考えていらっしゃる方、それは間違いです。イベントはお祭りです、雰囲気もあります、財布の紐が緩んでます。だってせっかくお祭りに来たなら何か買いたいし、買ってあげたくなるのが心情ってもんです。絶対当たるはずが無さそうなクジだってひいちゃったりしますよね?
そして委託販売の場合、行って気に入ったものや目当ての物が見当たらなければ買いません。何となくふらっと寄った雑貨屋で何も買わずに出ていくなんてザラじゃないですか?
費用の面でも違います、委託販売は月にいくらか支払い、イベントは一日いくらなので販売時間に対する費用は比べ物ではありません。まして販売するのは自分なので、人件費、移動費諸々時間も予算もかかっています。
要するに何が伝えたいかと言うと
「イベントと委託販売は全く別のもの」
ということです。
販売戦略や価格も違うので、同じようにやってしまえばイベントの方が売れます。なんせお金を使いたいお客様が集まるわけですから。と言うことはどうするのか
・イベントの方が間違いなく予算がかかっているのでそれを販売価格に反映させる。
・委託販売は店舗の得意な価格帯や客層を調査して戦略をたて、自分の得意分野で勝負出来そうな店を選ぶ。
などなど、その場その場に対応したしっかりとした戦略がないと「売れる時は売れる」と言う現実逃避した良い方の記憶だけが残って結果総合的に赤字になっているということになります。
イベントの中だけでも予想される集客層を考える必要がありますし、委託販売でも委託店舗毎にやり方も違えば客層も違います。
そのあたりをしっかり予想して店舗選びやイベント選びをしつつ、どうすれば売れるのかを考える必要がありますよね。